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お家づくりの話。『基礎~土台』
加東市の設計事務所『スタジオエイト建築事務所』です。
新築工事における大事な骨組み部分について大事な事をお知らせしていきたいと思います。
まず基礎配筋。当店の場合は許容応力度計算の構造計算により基礎配筋量を設計しております。
※耐震等級2以上は仕様規定、構造計算を満たす必要があります。
基礎配筋時には鉄筋の太さ、配筋方法、コンクリ-ト仕上りからのカブリ厚さを必ず確認します。
職人→自社建築士→瑕疵保険検査の3工程で必ずチェックし設計図以上の工事で施工した基礎を造る事が大事です。
設計図はあくまでもお家を造る為の最低数量という事もあり指針とはしていますが、
施工性・家の形状により配筋が出来ない場合もあるので現場で建築士が必ず立ち合い施工指導を行います。
※信用していても図面や職人任せにしない事が確実に安心なお家を造る秘訣です。
配筋検査→基礎ベ-スコンクリ-ト打設の後は『型枠・アンカ-ボルトチェック』になります。
コンクリ-ト打設・施工してしまうと変更・修正がきかないので基礎工事中は入念に管理しております。※現場に何度も足運びます。
この回は、型枠幅(当店では実際150mm設計は120mm)、アンカーボルトの設置位置、アンカ-ボルトの埋込深さ、鉄筋のカブリ、型枠の施工精度を見ていきます。
基礎仕上りより、鉄筋が浅いなど構造に関わる不良が無い事も確認します。
基礎工事完了。全景です。
基礎工事が完了すれば『軸組み工事』土台敷きとなります。
屋根荷重・床荷重を受ける大事な骨組み部材。
当店ではただの水・カビダニ強い『ひのき』では無く、
高乾燥材15%(割れにくい)※一般的には乾燥20%
機械等級製材(構造材としての強さが確保されている)※一般的には強度確保が無い目視等級。
と一般的な構造木材とは違う、とても土台に適した木材を使用しております。
この土台敷きのタイミングでも自社建築士が構造材の不良を発見した場合には即座に取替を依頼します。組んでしまえば取り換え不可能なので構造関係は一番手をかけてチェックしていきます。
と今回は上棟までの新築注文住宅でのお家づくりの流れとなります。
職人・建築士・材料屋さん、住む人と一緒に作る当店のお家づくり。
楽しさの中に、確実に良いお家に住んでもらう為の『厳しさ』も大事にしております。